第一性の遡及的成立

構造的不変項K(S)の独立した判定基準――第一論文・第二論文の最終改稿に向けた研究記録①

はじめに「第一性の遡及的成立」の第一論文および第二論文を最終的な学術論文として完成させるため、現在、理論全体に残されている六つの問題を一つずつ検証している。これまでに、両論文における定義・記号の統一、および命題・定理の統一を完了し、共通定義...
第一性の遡及的成立

歴史的遡及性と通時的構造編入(第二論文第三稿)――「第一性の遡及的成立」における過去の構成的資格

要旨本稿の目的は、構造的個体化によって個体性と第一性が成立するという存在論的原理を、時間的・歴史的な次元へ拡張し、後続する構造によって過去の履歴が構成的な前史として確定することを論証することである。第一論文では、前個体的差異場 Δ に内在す...
第一性の遡及的成立

構造的個体化から第一性へ(第一論文第三稿)――「第一性の遡及的成立」における構造的存在論

要旨本稿の目的は、個体性と存在論的優先性が、個体そのものにあらかじめ備わった属性ではなく、構造的秩序の成立を通じて確定することを論証することである。通常の存在論では、まず個体が独立して存在し、その個体のあいだに関係や構造が成立すると考えられ...
哲学全般

歴史的遡及性と通時的構造編入(第二論文第二稿)

――「第一性の遡及的成立」における過去の構成的資格要旨本稿の目的は、構造的個体化によって個体性と第一性が成立するという存在論的原理を、時間的・歴史的な次元へと拡張し、後続する構造によって過去の履歴が構成的な前史として確定することを論証するこ...
第一性の遡及的成立

構造的個体化から第一性へ(第一論文第二稿)

――「第一性の遡及的成立」における構造的存在論要旨本稿の目的は、個体が構造に先立って独立に成立するという存在論的前提を再検討し、個体性と存在論的優先性が構造的秩序によって成立することを論証することである。通常、個体はそれ自体として成立した存...
第一性の遡及的成立

歴史的遡及性と通時的構造編入(第二論文第一稿)

――「第一性の遡及的成立」における過去の構成的資格要旨本稿の目的は、構造的個体化によって個体性・同一性・第一性が成立するという存在論的原理を、時間的・歴史的な次元に拡張し、後続する構造の成立によって先行する履歴の構成的資格が遡及的に確定する...
第一性の遡及的成立

構造的個体化から第一性へ(第一論文第一稿)

――「第一性の遡及的成立」をめぐる構造的存在論要旨本稿の目的は、個体が構造に先立って独立に成立するという存在論的前提を再検討し、個体性と存在論的優先性が構造的秩序によって成立することを論証することである。従来の個体論では、個体はすでにそれ自...
第一性の遡及的成立

「第一性の遡及的成立」とは何か㉛――個体・関係・構造の順番を転倒させる存在論

はじめに――私たちは存在の順番を取り違えているのではないか私たちは普段、世界を次のように理解している。まず、個々のものが存在する。次に、それらのものが互いに関係を結ぶ。そして、その関係によって、全体や組織や社会といったものが成立する。例えば...
第一性の遡及的成立

第一性の遡及的成立㉚――最終的な理論体系

はじめに――「順番の転倒」から構造的存在論へこれまで全29回にわたって、「第一性の遡及的成立」という存在論的理論を構築してきた。当初の問題設定は、あるものが特定の構造において第一のものとして成立するために、その構造との関係は、単に第一性を認...
第一性の遡及的成立

第一性の遡及的成立㉙――先行理論との総合比較と理論の独自性の確定

――個体化・構造的同一性・第一性・歴史的遡及性の統一的存在論はじめに――個々の概念の新しさから、理論全体の独自性へ第23回から第28回まで、私は「第一性の遡及的成立」を、既存の哲学理論や現代形而上学の主要な議論と比較してきた。ここで改めて確...