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スピノザ

ラテン語で読むスピノザ『エチカ』第一部 定理九〜定理一〇

第一部 定理九原文Quo plus realitatis aut esse unaquæque res habet eo plura attributa ipsi competunt.自訳おのおのの事物はより多くの事象性あるいは有を持てば持...
スピノザ

偶然と必然

私の人生において何かほんの少しでも歯車が違う噛み合わせになっていたら今とは全く違う別の人生になっていただろう。その「ほんの少し」というのは本当に「ほんの少し」で、それはある人のその日その時の気分であったり、私をとりまく状況の配置の微妙な差異...
スピノザ

ラテン語で読むスピノザ『エチカ』第一部 定理七〜定理八

第一部 定理七原文Ad naturam substantiæ pertinet existere.自訳実体の本性には現に存在するということが属する。証明 原文DEMONSTRATIO: Substantia non potest produ...
スピノザ

ラテン語で読むスピノザ『エチカ』第一部 定理一〜定理六

第一部 定理一原文Substantia prior est natura suis affectionibus.自訳実体は本性において、その変状より先立つ。語釈prior  比較級で「より先の、より前の」。単なる時間的な「先に生じる」ではな...
スピノザ

【方針と総目次】ラテン語で読むスピノザ『エチカ』

唐突ではあるが、スピノザの『エチカ』を原典で読みはじめた。自分でもまだ半分くらい信じられない。「まさか!」という感じである。きっかけは、Discordでラテン語勉強会に参加させていただき、ラテン語の基礎から学ぶことができたこと。これまで哲学...
スピノザ

ラテン語で読むスピノザ『エチカ』第一部 公理一〜公理七

第一部 公理一原文Omnia quæ sunt vel in se vel in alio sunt.自訳すべての在るものはそれ自身においてあるか、あるいは他においてある。語釈in se  それ自身において。これは第一部 定義三のsubst...

ヘーゲル

ヘーゲル

「意志の自由」に関するスピノザの矛盾をヘーゲル的に解決してみた

どうもOGKです。今回は、武市健人「ヘーゲル論理学の体系」から引用しつつ、スピノザの体系が抱える「意志の自由」に関する矛盾について、ヘーゲルの哲学においてどのように調停されているのか、いつものように私の独断と偏見により考察してみました。スピ...
ヘーゲル

「存在の本質」に関するヘーゲルとフォイエルバッハの相違について

どうも、OGKです。今回は「存在の本質」について、ヘーゲルとフォイエルバッハにおける二種類の解釈を紹介してみようと思います。レーヴィット『ヘーゲルからニーチェへ』を読む中で、両者の解釈が対立しているということに気づきましたので、知識の整理も...
ヘーゲル

ヘーゲルにおける「感覚と表象と観念の違い」について

どうもOGKです。さて今回は、牧野紀之訳ヘーゲル『小論理学』の中から、第20節 注釈「感覚と表象と観念の違い」について、自分自身の知識の整理も兼ねてまとめておきたいと思います。いつもだらだらと長くなりがちなので、今回はあまり長くならないよう...
ヘーゲル

牧野紀之訳ヘーゲル『小論理学』の感想

どうもOGKです。今回は「未知谷」から出版されていますヘーゲル『小論理学』牧野紀之訳についての読書感想文になります。内容について詳しく立ち入るほど理解できたわけではありませんので、主に1周目を読了した時点で率直に感じたことを書いてみようと思...

雑記

雑記

『ヨガの喜び』沖正弘

大学時代、沖正弘『ヨガの喜び』を読んで実践していた。当時は自分の体調が整っていることは当たり前で、朝起きた一番にこの本に載っているヨガのポーズを行ってから1日を始めることが習慣になっていた。その時は自分の体調が整っていること、1日気分良く過...
雑記

伊藤計劃「ハーモニー」と人間の意志

伊藤計劃「ハーモニー」というSF小説を読んだので読書感想文を記しておく。いい作品なので多くの人に読んでもらいたい。この記事自体は「ハーモニー」という作品自体の感想というより、その世界観に触発されて自分の日々の生活を振り返るという感じの文章に...
雑記

断絶と切断

さっきから隣の席の同年代の家族連れを何となく意識している。自分と同じ時間、同じ空間に属しながら全く別の次元に存在しているようだ。どう考えても交わることのない断絶。生きている文脈がまるで違う。なにを考えているのか、日々どんなことに頭を悩ませ、...
雑記

映画「教皇選挙」私的考察【ネタバレあり】

どうもOGKです。今回は映画『教皇選挙』の私的考察記事になります。ちょうど新ローマ教皇の就任と重なり、話題になっていたこともあり観に行ってきました。私はキリスト教について詳しくないため、あくまでも私的な解釈ということで読んでもらえればと思い...